五十嵐川漁協でやっております鮭の増殖事業。採卵・受精から育成を経て、2月後半から3月後半にかけて、鮭稚魚放流をおこないました。
その中で子どもたち学校とも連携をして活動をおこなっております。
今年度は、地元の、森町小学校、大浦小学校、長沢小学校、飯田小学校、そして見附市杉沢地区(見附第二小学校)と地域環境教育の一環として、活動をしております。(以前は、他にも保育園等ともおこなっていました)
1月上旬に稚魚(各校500尾程度)を学校に持っていってもらい、放流時期まで育て観察してもらいます。観賞魚ではないので、育てることが大変なことだと感じてもらえたのではないでしょうか。今年は死魚が少なく、熱心に育ててもらったことがうかがえました。
おおよそ4年後に帰って来てくれるのですが、ベーリング海を越えての長い旅路と、約0.4%の回帰率(生存率)に、生きる厳しさと、命をつなげる重さを感じてもらえたらと考えています。
小学校との稚魚放流では、その育てた稚魚と各学校約10000尾の漁協の育成した稚魚を合わせて放流しました。
今年度も非常に遡上数が減少しているなか、合計約750000尾の稚魚を放流しました。例年に比べると遡上数の著しい減少があり、採卵もままならなかったわけですが、孵化場の努力もあり、死魚数を少なくできた成果もあります。
例年ですと1000000尾を超えるのですが(昨年は約900000尾)、年々強まる厳しい状況下、ここまでの努力を認めていただきたく存じます。
この中には、他漁協からの卵・稚魚購入も含まれており、鮭調調査員のみなさんからの支援のお陰でもあります。感謝申し上げます。





