ご無沙汰です。粟ヶ岳の雪が解け、守門岳の山開きも近づいて、雪代もおよそおさまり、渓流も初夏の装いに包まれてきました。
さて、今年の五十嵐川の鮎ですが、守門川の工事はおよそ終わったようです。しかし本流筋では八木地内から下流域では今年度いっぱい工事が続きますので、昨年と同様よろしくない状態が続くかもしれません。
ちなみに、昨年度は1,275㎏の稚魚(およそ371,000尾)を放流しましたが、組合員が捕ったアユの尾数合計は1,227尾(本年1月末集計)と散々な結果でした。ほとんどが濁水のため死んでしまったようです。
本題に入ります。5月19日、5月20日と野積産アユ稚魚100㎏づつ合計200㎏(およそ71,000尾)放流しました。大きさは1尾2.8g位です。水温は全放流地点で12℃以上でした。
放流場所は守門川濁沢地内の白岩橋、五十嵐川本流大谷地地内の山家そば店様跡地前、いい湯らてい下流です。
5月19日 放流稚魚
5月19日 白岩橋下で放流
5月20日 大谷地地内で放流
5月20日 いい湯らてい下流で放流
次の放流は稚魚の出荷場所と調整中ですが、1尾6g程度のものを6月初めに放流となる見込みです。放流の都度お知らせします。
現在のところ五十嵐川は水量が多いので、工事による濁りはそれほど気になりませんが、昨年と同じように7月に入るころから水量がガタ落ちするとどうなるか心配です。無事育ってくれることを祈るのみです。友釣り解禁日等は決まり次第お知らせします。今しばらくお待ちください。
平成26年5月22日 五十嵐川漁業協同組合 事務局長 竹内