明日 3月1日 いよいよ今シーズンのスタートです!
今年は雪が少ないので、春の訪れが早いかもしれません。
ただ、福島県境など山間部ではまだまだ残雪も多いです。
釣り場としては 守門川は遅場集落より下流 駒出川は中下流域が可能です。
さて、五十嵐川は冬の間「白鳥の飛来地」としての役目も担っています。
白鳥たちが飛び立ったあとには多くの釣り人で賑わっていてほしいです。
みなさん こんなステキな五十嵐川に足を運んでみませんか?
五十嵐川漁業協同組合一同 心よりお待ちしております。
新潟県信濃川支流「五十嵐川」の渓流釣り(いわな・やまめ)・鮎釣り・鮭釣り
3月22日の守門川の状況をお知らせします。(写真をクリックすると拡大します)
3月22日午前8時「吉ヶ平保存会」を中心とするメンバー十数人に加えてもらい、遅場集落最奥のバスの回転場から吉ヶ平までスノーシューで歩いてきました。
天候は、出発時から雪が降ったり止んだり、時々吹雪の状態でしたが、帰りには晴れて気持ちの良いスノトレでした。行程は吉ヶ平山荘(旧吉ヶ平分校)まで片道およそ2時間でした。
今年は寒かったので、まだ雪代が出ないようで、川の中の大石の上は雪が積もっているし、流れの脇は切り立った雪の壁なので川に降りるのも大変だし、降りてしまうと上がってくるのも大変そうです。まだ釣り人が入っていないらしく足跡は見当たりませんでした。
釣りに入る時は十分注意してください。
平成16年からの度重なる水害と災害復旧工事のため、瀬と淵が交互に現れる本来の渓相が失われ、川がすっかり平らになってしまいました。 『魚は棲みにくいだろうなー!!。』
20㎝以下の魚が釣れたら、『ご苦労さん』と声をかけて逃がしてあげてください。
写真を張り付けておきますので参考に見てください。
逆さ橋を渡る参加者
逆さ橋上流4号堰堤下の淵
逆さ橋より下流を望む
左岸側の道との出会い(正面左岸側の道路、右逆さ橋)
逆さ橋を過ぎて暫く行くと、広々とした気持ちの良い雪原に出ますが、雪庇の発達した右側の尾根から大規模な雪崩が出て雪原を横切り、川まで達する場所があるので、油断をせずに注意して早く通過しましょう。
吉ヶ平山荘(旧吉ヶ平分校)は雪の中
吉ヶ平1号堰堤上から樽井橋を望む
吉ヶ平大池は雪の原 気温が上がって雪が緩むと池に落ちて『死ぬー!!』【ガイドがいない時は絶対に雪田に入らぬこと】 吉ヶ平山荘から片道20分強
遅場から吉ヶ平大池まで2時間30分で行ける。天気の良い時はちょうど良いスノトレコース。
平成26年3月24日 五十嵐川漁業協同組合 事務局長 竹内 事務局員 佐藤
ご無沙汰しておりました。
渓流釣り解禁が目前となり、少し時間が取れたので情報を仕入れに行ってきました。
2月26日珍しく青空、14時頃から車を飛ばして守門川の状況を見に行ってきました。
今年は寒い日が続いたので、まだかなり雪が道路脇にあります。
(写真をクリックすると拡大します)
濁沢集落入口の白岩橋の上から見ると水はきれいに澄んでいますが、昨年の災害復旧工事の後遺症で淵が埋まり川の底はかなり傷んでいるようです。
葎谷地内の田麦沢合流点上流の小さな橋(水害で流失架け替え済み)から見た感じでは、少しは良くなっているかなー!!といったところです。
遅場集落入口の新前橋から見た感じは川底の石が飛んで岩盤が出ているので、状態は良いとは言えないようです。
遅場集落最奥のバスの終点に車を置いて上流の逆さ橋少し手前までスノーシューで歩いて見てきました。
まだ雪が多く。雪崩がつくのはこれからですので、急斜面の下を通るときにはくれぐれも注意を怠らないように、半分天井を見ながら歩きましょう。
逆さ橋付近はまだ雪が多く、川に近づくのは危険です。
十分気を付けて釣りをしてください。
話は変わりますが、昨年の渓流魚の放流状況をお知らせします。
やまめ稚魚 7月10日 14,000尾 守門川、駒出川
イワナ稚魚 7月12日 9,000尾 大谷川、駒出川
イワナ稚魚 10月2日 8,700尾(小・中) 大谷川支流及び親沢
イワナ成魚 10月14日 150尾 大谷川支流(水害でイワナが絶滅した可能性が強い沢)源頭放流
————————————————————————— 以上です。
平成26年2月28日 五十嵐川漁業協同組合 事務局長 竹内
去る7月10日、ヤマメの稚魚1,4000尾を守門川の遅場堰堤上流と濁沢入り口の白岩橋下へ2/3、駒出川の払い川との合流点下流へ1/3に分けて放流しました。駒出川の放流では大浦小学校の生徒さん達がお手伝いをしてくださいました。
守門川 逆さ橋からバケツ吊下げで放流
白岩橋からバケツ吊下げで放流
駒出川 大浦小学校の生徒さん達が放流のお手伝い。
7月12日 イワナの稚魚9,000尾を大谷川の本流、岩菅橋、榾橋、ブナ沢合流点、野毛沢大久保沢合流点の4か所に放流しました。このイワナの稚魚は八十里越え工事の安全協議会様からいただきました。
大谷川 岩菅橋からバケツ吊下げで放流
榾橋からバケツ吊下げで放流
ブナ沢合流点 50m高所の林道よりバケツで運搬放流
大久保沢の橋からバケツを下し放流
大谷川本流・支流のイワナは平成23年の7.29水害と翌年春のブナ沢源流の山体崩壊により発生した土石流により壊滅状態になっています。川が落ち着いて自然産卵で生息数が元に戻るまで何年かソットしておいてほしいところです。
平成25年7月19日 五十嵐川漁業協同組合 事務局長 竹内
渓流釣り解禁日3月1日が近づいてきました。
今年はメチャクチャ寒い、2月24日(本日)猛吹雪、ホワイトアウトで前が見えない。積雪は平場は少ないが山手は非常に多い。守門川上流の遅場では積雪が3m近くある。まだしばらく雪の日が続くようなので、3月に入って釣りになるかどうか?
それでも『解禁早々に釣りに入る』という方は雪崩に十分注意してください。また水害の後遺症で崖崩れが起きやすくなっているので十分注意してください。
解禁を前にして積雪の状態を見に、2月13日(水)仕事の合間に車を飛ばして見てきたので、写真を掲載しておきます。参考にしてください。
* 遅場集落に向かって車中より撮影
* 新前橋から下流を望む
* 新前橋から上流を望む
平成25年2月24日(日) 五十嵐川漁業協同組合 事務局長 竹内
平成24年7月17日 五十嵐川漁業協同組合 事務局長 T
「ブナ沢が死んだ」泥川となったブナ沢に降り、呆然と立ちすくんだ。イワナも水生昆虫もいない。山菜も草木も何もかもが泥の下になってしまった。回復まで何年かかることか想像もつかない。こんなひどい川は見たことがない。
平成24年7月1日、集落の用事を足した後、午後からブナ沢の状況を見に行くこととした。 7.29水害後、大谷川の濁りが取れない原因がブナ沢にあるとの情報が有った。漁協の河川調査のため、国道工事用道路の通行許可証を持って大谷川に向かう。日曜日のため通行止めゲートには誰もいない。大谷川沿いの工事用道路を上流に車を走らせる。途中、大柄沢の橋の上から大谷川を覗く。大谷川唯一の通らずであった渕は土砂で埋まり、水色は白っぽい。渓全体が小砂利で埋まり、大石と渕が連続する渓谷美の面影はない。谷底からかなり上まで草木もなく磨かれたように白くなっている。岩菅橋の桁下まで土石流の痕跡が見られた。
大谷川大柄沢付近
ボタ橋を渡りブナ沢出合を覗く。大谷川は澄んでいるが、10日間ほど雨が降っていないのにブナ沢から茶色の水が流れ込んでいる。遠く、高清水沢源頭に白っぽい大規模な崩落地が望まれる。原因はそこではないかと直感し、ブナ沢中流から崩壊地を目指すこととした。12時30分、車を止め大谷川へ降り立つ。大量の土砂に埋まった渓に細々ではあるが澄んだ水が流れている。イワナの気配は全くない。飛び石伝いに対岸に渡り、カヤツミ沢出合の「中島」登り口を目指す。大谷川とブナ沢の分水嶺を通称「中島」と言い、植林、狩猟、山菜・舞茸狩りの道が「空堀」まで通じている。20年ぶりの中島は藪がひどいものの踏み跡はしっかりしていた。小1時間の急登の後、ブナ沢中流が見えた。どうも様子がおかしい。沢沿いにまったく草木が見えず、谷底が丸見えである。不安な気持ちで杉林の鞍部から、ゲズリ谷地沢出合付近に降りる。
ブナ沢中流 入渓点付近
異様な風景である。あたり一面泥だらけ。堆積した膨大な土砂の中を白濁した水が流れている。渓の両岸は20m位上まで草木が全くなく、泥壁を塗ったようになっている。小屋程の大きさの巨岩が転がり、直径1m以上の巨木が倒れている。想像を絶する土石流に襲われたものであろう。魚影が濃く、山菜も豊富であった谷は見る影もない。あのイワナ達は絶滅した。不安は的中し、魚影確認のため持ってきた竿は出さずじまいであった。
ブナ沢 千間滝付近
土石流発生源探索のため、遡行に専念する。最近の干天で泥は乾き、沢全体が埃っぽく泥臭い。表面だけが乾いた所は膝まで潜る。山菜取りと思われる足跡に熊とカモシカの足跡が混じる。足型の様に泥が固まっている。難所の「千間滝」20mは左の泥塗りの側壁をよじ登り、尾根越しに巻く。藪が全くなくなっているため、高度感が増して久々に恐怖を感じた。滝を越えるとブナ沢は3本に分かれる。高清水沢の綺麗な水でのどを潤し、濁流の小沢とブナ沢本流が合流する3段滝に取りつく。ブナ沢は濁ってはいないがあまりきれいな水ではない。土石流は小沢から来たものであることは一目瞭然である。一段目右岸を直登、対岸に移り藪掴まりで2段3段を巻き滝上に出る。滝上はブナの巨木の倒木帯となり、沢がなくなった。土砂崩れによりできた小さな池を越えると、赤テープのある八十里道の横断ヶ所に着いた。奥までは見えないが、5a程の池ができていた。源流帯のイワナだけは無事であってほしいと願い、時間がないので先の確認はあきらめる。ブナ沢と高清水沢の間の八十里道は完全崩壊した。途方もない規模の土砂崩壊が発生した為、地形が一変していた。幾度となく通った所だがルートがわからない。最近付けられた赤テープに助けられ高清水沢対岸に付き安堵する。
源頭崩落地
高清水沢とブナ沢の間にある小沢の源頭崩壊がブナ沢の濁りの原因であった。696.9mの水準点の上部、標高800m付近から幅100m程でブナ沢出合まで長さ500mにわたり崩落していた。知人の話では昨年の舞茸採りの時には異常はなかったとのことであった。昨年の大雨で緩んだ地盤が今春の雪解けで一気に崩落し、土石流となってブナ沢を襲ったものと思われる。雨が降るたびに膨大な泥が流され濁流となる。水害前のブナ沢に回復するまで何年かかるかわからない。
高清水沢から丸倉へ向かう。ところどころに小規模な土砂崩れがあるものの、道はしっかりしていた。イワナ谷地沢ではじめてイワナを見た。林道終点であったスクウ橋は噂どおり、水害で落橋していた。ガッコ沢はかなり土砂が堆積しているものの水質は良く、イワナ生存の可能性は高い。杣道化した林道も昨年より崩落ヶ所が多い。ガッコ沢と栃中瀬沢の合流点の砂防堰堤付近は林道対岸が一山丸ごと滑っていた。水害前から大谷川本流の濁りの原因であったところである。最後に舗装された国道工事用道路を30分程でブナ沢入渓地点に戻った。次は各沢の源流部のイワナの生息堪忍をしてみたいと思う。
ブナ沢上の池
ブナ沢下の池
三段滝上からの濁流の小沢(右)と高清水沢(下流)
崩壊地
釣ってみた場所は「曲滝」の直ぐ上から「高小屋沢」の合流点まで、「曲滝」の直ぐ上に出るルートはクマ撃ちしか分からないルートで道はありません。ほとんどは急斜面を薮こきしながら木につかまって登るひどいもんで、古希を過ぎた筆者には少しきつ過ぎる山行で、目的地まで3時間近くかかってしまいました。山を越えて沢に下るルートはブナ林の中で快適なはずでしたが、行ってみると至る所もの凄い土砂崩れでブナの木が根こそぎなぎ倒されていました。
川に降りてまず気が付いたのは沢水の色です。なんとなく黄色がかった白でうす濁り、一見して「こりゃーだめだ」という雰囲気に満ちていました。それでも気を取り直して案内人は「毛バリ」筆者は「ブドウ虫}の餌釣りで始めましたが、全くイワナの反応がありません。交互に釣ったり、大場所は「毛バリ」の後に「餌」で攻めたりしながら釣り上りましたが、イワナの走る姿も見えず、「毛バリ」にも「餌」にも全く反応はありません。よく見ると淵の中は薄茶色泥砂で真っ平ら、石の影も見えない状態で淵尻の石も下半分は泥砂で埋まって、とても水生昆虫の生きていられる状態ではありません。
泥砂で埋まった淵尻
沢の中はブナの大木が倒れて引っかかっていたり、大石が浮き上がっていたりひどく傷んでいました。完全に土石流でやられてしまった跡のようです。
すごい大木が行く手をふさぐ
流れてきた大石が堆積
結局アーダコーダと言いながら「高小屋沢」の合流点まで行きましたが、全く「イワナの息づかい」を感じることができませんでした。合流点から先は水量が半々になり、「高小屋沢」は直ぐ大きな滑滝となっていて、その上は昔からイワナはいません。本流は合流点の少し上流にブナの大木が折り重なって谷を埋めていました。上もひどくやられている様子がうかがえました。時間がないので納竿にしましたが、「イワナの顔さえ見えぬイワナ釣り」は何とも気の滅入る釣行でした。
帰りは踏み跡をたどって鉱山跡から9号トンネル入り口へ降りてきましたが、ここもひどいもんです。斜面が流されてしょっちゅう迂回しなければならず、案内人は引っ切り無しに「鉈目」を入れていました。
ブナ沢はまだかなり濁っている
岩菅橋下流 白濁している
土砂の堆積がひどい布倉川
白濁した大谷ダム下
相変わらず泥水垂れ流し。「清流五十嵐川」は今や「濁流五十嵐川」と化した。「ダム」から下「いい湯らてい」まで、まともに魚も住めない川にしてしまった。県と三条市は何を考えているのか?
平成24年6月25日 五十嵐川漁業協同組合 事務局長 T
両岸が崩れて流れ出た岩と木。
シルトの塊。これが溶け出して水が白く濁る
栃中瀬沢中間の堰堤付近。物凄い土砂崩れ?山体崩壊?山の形が変わってしまっている。
川の中はこんな状態。シルトが目に白い。
崩れ落ちたスクウ橋(昔の貯木場手前)
スクウ橋より少し上流。これ以上遡行する気になれず。
光って良く分かりませんがひどい濁りでした。
岩菅橋下流。左岸側に土石流の跡がハッキリと見える。
平成24年6月2日 五十嵐川漁業協同組合 事務局長理事 T